JC92 グロム 日誌

2021年式 JC92 グロムの整備日誌

グロム JC92 を購入した

仕事が忙しい時期になるとバイクにほとんど乗れなくなるのと、夏のDaytonaの熱さ(ニーグリップする膝の側面が真っ赤になるほど)、そして決定的だった冷却水のポンプの故障により、Daytonaから別のバイクに乗り換えることにした。

奥様用のハンターカブが125ccのわりによく走るので、この際オレも125ccメインでいくことに。購入候補はAprilia RX125と新型GROMの2台。

RX125は群馬県バイク屋さんに試乗車があり、そこで数年前のRXに乗ることができた。大柄な車体と、軽々と速度3桁km/hに届くエンジン。悪くない。が、オレの求める感じではなかった。ハンターカブのような低速トルクがたっぷりしてるエンジンが好みなのだと、RXに乗ってあらためて自覚した。

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新型GROMについては、初見ではあまりいい印象ではなかった。スタイルはモビルスーツっぽい2型が好み。だが、YouTubeやバイク系のメディアでは5速化されたエンジンの評判がとてもいい。エンジンもハンターカブと同じ系統だし、なにより軽い車体は魅力的だ。

そんなこともあり、同じく今年モデルから5速化されたモンキーをレンタルで乗ってみた。GROMとは細かいディメンションは異なるが、エンジンの仕様はほぼ同じはず。小さな車体のわりに高速域でも安定していて、三才山トンネルの登りも問題なく走りきれる。

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新車バイクの納期遅延が日常化していたこともあり、とりあえず行きつけのバイク屋さんでシルバーのGROMを注文したのが2021年11月7日。そして、お店に入荷したのは2022年2月11日だった。

2月に入ってから雪が降ったり寒かったりで、今回はお店から自宅までGROMを陸送してもらった。そのトラックに下取りとして売却するDaytonaを載せて納車は完了。ハンターカブですでにファミバイ特約に契約していたので、任意保険の手続きをする必要もない。

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納車された日は勤務日(ただしテレワーク)だったので、GROMに真新しいバイクカバーをかけて週末まで待つことに。

そして、予報では気温10度に届きそうな快晴の休日。今シーズン初の冬装備でGROMで出かける。

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12インチタイヤの小柄な車体。が、15分も乗っていると慣れてくる。車体の軽さ、足つきの良さで緊張感はまるでない。今日の課題はブレーキの当たり出しとタイヤの慣らし。エンジンは5000回転を上限とした。

実際に走らせてみて分かったが、GROMのエンジンはハンターカブやモンキーとは特性が違うようだ。低回転トルクモリモリ型ではなく、スルスルと上まで回る高回転型な感じがする。国道をメインに、流れに合わせて各ギアをまんべんなく使う。

ここからは気になった点。

まずはニュートラルが出しにくい。1速と2速のあいだにあるはずのニュートラルがなかなか出せない。信号待ちでカチャカチャやっているうちに信号が青に変わる。これは長く伸びたギアシャフトのたわみが原因らしい。対策パーツはすでに調達済みなので、期を見て取り付けようと思う。

次に泥跳ねがヒドい。水たまりなどではなく、道路上のわずかな雪解け水をまたぐだけで車体が盛大に汚れる。これはガマンするしかないか。

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最後に。チェーンのメンテがやりにくい。タイヤが小径なのと、リヤのインナーフェンダー一体式のチェーンカバーが邪魔で、上の段のチェーンにアクセスすることができない。これはメンテスタンドでも購入してみようと思う。

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車格に対して妙に立派なウインカー。初代や2代目のGROMと共通っぽい。いまっぽい細長いものか、軽くて小さなワレンズに変更したいところ。

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各所で言われているようにミラーでの後方確認がしずらい。ミラー本体を車体の外側にオフセットさせるか、社外品に交換したいところ。

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いろいろと書いたが、125ccというクラスを超えた装備や車体の作りで、満足度は高いバイクだ。距離500kmまでは5000回転縛りを続けて、丁寧な慣らし運転をしようと思う。