JC92 グロム 日誌

2021年式 JC92 グロムの整備日誌

Daytona T595のエンジン不調がついに治る!

3月下旬から始まったDaytonaのエンジン不調。この原因を探るために、毎週のようにDaytonaを走らせていた。いつエンジンが止まってもいいように高速道路はもちろん、トンネルや峠道も避けての走行。交差点の右左折は徐行で、直線の道路をメインに走った。走行中にエンジンが停止すると「ああ、またか」とゲンナリするが、それ以外のときはとても楽しいバイクだ。

今日はGWの後半。いつものようにDaytonaを走らせていると、いつものエンジン停止が全く発生しないことに気がついた。走行距離は113km。過去に80km走行後に発生したこともあるので、楽観視はまだできない。

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だがこのあとも4回ほど、距離で5~600km走っても例の不調が一度も発生しない。これはもう、治ったと思ってよいのではないだろうか。

GWは雨の日もあったため、そんな日はDaytonaの汚れをキレイにする作業をしていた。前述の「調子がよい」と感じた日の前には、スイングアーム周りに付いたルブ汚れを取り除いた。

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Daytonaのエンジン不調が治ったことで思い当たるのは、下の写真の矢印の場所の清掃。

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コレはドリブンスプロケットの回転を検知するスピードセンサー。メーターに繋がるケーブルはフロントホイールにあるので、あくまでもこれはリヤホイールの回転を検知するためのものだろう。そして、あとから知ったのだが、どうもコレがフューエルインジェクションの制御に関わっているらしい(参考リンク)。

スイングアーム清掃のついでにスピードセンサーも清掃した(ウェスを巻きつけた歯ブラシで磨いただけ)のだが、これ以降、走行中にエンジンが停止する症状がなくなった。

断定できないが、Daytonaのエンジン不調はスピードセンサーの誤作動が原因と思われる。ウェスを巻きつけた歯ブラシで磨いたことで

  • 周りに付いていた汚れが落ちてスピードセンサーが正常に動作するようになった
  • 配線の接触不良が解消して(断線箇所が繋がって)スピードセンサーが正常に動作するようになった

のいずれかなのかもしれない。

どちらにせよ、数百キロ走行して不具合が出ず、その原因箇所を特定することもできないので、現状では治ったと判断するしかない。

ただし、再発する可能性も考えて、スピードセンサーは交換しておこうと思う。それにしても、スピードセンサーが汚れたくらいで走行中にエンジンが停止するのは恐ろしい気がする。