JC92 グロム 日誌

2021年式 JC92 グロムの整備日誌

近況報告

12月になってから急に寒くなってきた。晴れた休日であっても、予想最高気温8度なんて日には、さすがにバイクに乗る気にはならない。

前に乗ってたバイクはキャブ車ということもあって、2週間に一度くらいの頻度で少しの距離を走ったり自宅敷地内でエンジンをかけたりしていた。が、いま所有している2台のバイクはどちらもFI車。2~3ヶ月エンジンをかけなくても大丈夫だろう。雪が降ると道路に融雪剤(金属を錆びさせる)を撒かれるし、もしかしたら、次に乗るのは3月になってからということもあり得るかもしれない。

近況報告

今年度から始めた新しい業務。この業務で社内表彰の銅賞をもらえることになった。ちなみに、昨年のオレは新型コロナワクチンの職域接種業務で金賞を受賞している。その前にも宣伝広告業務で受賞しているので、今回で3回目の受賞となる。こう見えてオレは優秀な社員だったりする。

ここからはキレイな文章にするのが億劫なので、時系列・箇条書きで書いてく。

  • 2021年11月。同じ部署の若い同僚から「もっとやりがいのある仕事をしたい」と相談される
  • 当時のこの同僚は従業員の制服の管理や出張旅費精算など、どちらかというと裏方的な業務を担当していた
  • この若い同僚と2人で小規模な業務をいくつかやってみた
  • 2021年12月。この同僚がすごく優秀で真面目な人物であることを知る
  • この同僚を自分のバディにすることを決める
  • 2022年1月。会社の本業が忙しくなり、毎年オレが担当している業務が従業員だけではこなせない状況に
  • 社外からボランティアを募ることも検討
  • そんなタイミングで、NPO団体から「地元の学生と一緒に何かしませんか?」という誘いが届く
  • その誘いに乗っかる
  • 当初の目的は、従業員の作業負担軽減と、のちの採用活動を見越した学生との交流の2点
  • その業務の受け入れ担当としてこの同僚を巻き込む
  • オレも学生への技術指導の担当となる
  • 2人で新しい業務を進めることに。計画通り
  • 2021年8月から2ヶ月半、ほぼ毎週の土曜出勤で対応する
  • 前例のない業務なのでメチャクチャ頭を使ったし苦労もする
  • 2022年10月。この同僚を自分の後継者にすることを上司に提案して承認される。計画通り
  • 2022年11月。怪我や事故が起きることもなく無事にこの業務を完了させる
  • 予想外だったのは、この取り組みを紹介してくれる地元メディアがとても多かったこと
  • メディアからのインタビューなどは、この同僚に対応してもらった
  • 別の業務の慰労会で、次年度もこの同僚と組んで業務を進めることを周りに宣言。計画通り
  • 2022年12月。社内表彰受賞の通知をもらう

2人で担当した業務が社内表彰の対象となった、つまり会社からこの業務の成果が認められたことで、これまでよりも2人で動きやすくなった。

相談されてから1年も経過してしまったが、現在はオレの宣伝広告業務を2人で進めている。オレがメインで、この同僚がサブという位置づけだが、数年後に独り立ちすることを想定してあらゆることを教えている。

この同僚は女性で、しかも結婚適齢期だ。が、性別は気にしていられない。オレが現役で広報関連の業務ができるのはあと10年ほど。数年後にはこの同僚を独り立ちしてもらわなければならない。頑張ろう、自分。

近況報告

キツい業務が終わった

半年に渡る長い長い準備期間を経て、先週、オレが責任者を務める大きな業務が終わった。Instagramで確認すると9月下旬を最後に、それ以降はバイクに乗っていないようだ。責任者であるためケガや病気、感染症などで出社できなくなることは許されない。わけではないが、そういった危険から自分を遠ざけるため、10月ごろからバイクに乗る気になれなかった。

今日は長野県で過去最多の陽性者数を記録し、まだまだ気を抜ける状況ではない。キツい業務もひと段落したので、そろそろ4回目接種をしなければと考えている。

今年のキツい業務は面白かった

前回の日記の通り、今年はこのキツい業務を若い同僚と2人体制で進めた。最後のひと月ほどは2人で作業場にこもりきり、退社時間が22時を過ぎることも珍しくなかった。祝日(11/3)に進捗が気になって作業場へ行ってみると、この若い同僚が作業を進めていたということもあった。

昨年まで、この業務期間中のオレは殺し屋のような目つきをしていた。思うように進まない作業。周りから協力を得られない歯がゆさ。崩しても崩しても積み上がっていくタスク。

今年は全く違った。2人で進めることによって謎の安心感が生まれ、メディアの取材対応など、いくつかの業務をこの同僚に任せたのでオレの業務負担が軽くなった。なによりこの同僚の目もあるため、殺し屋のような目つきや態度をしなくなった。勤務時間中は機嫌よく過ごすことを心がけた。結果、メンタルが常によい状態で保たれていた。

退屈な作業はくだらない話で笑いながらこなし、一人ではできない作業は力を借り、この若い同僚に自分の知識と技術をできるだけ伝えるように心がけた。そして、予定通りに業務を完了させ、この同僚のほかにも数人の仲間を得ることができた。オレは最後の1週間でみるみる体がやせ細っていったが、終わった途端に異常なほどの食欲が出てきた。悪くない。

この半年間を振り返ると、例年のキツい業務をとても面白く感じていた。一人での業務にはない面白さ。いつしか、このキツい業務が楽しみになっていった。

キツい業務の評価

嬉しいことに、ボスからはこの業務をとてもよく評価していただいた。具体的には書かないが、この業務をこんなかたちで評価してもらえたのは今回が初めて。また、自分でも「やり切った」感があったので単純に嬉しかった。

この業務の成果

このキツい業務は数値的に評価するのが難しい。売上金額や入場者数など、明確な評価基準がないからだ。ただし、この業務を取り上げてくれるメディアが今年は目に見えて多かった。たぶん2倍以上の数だろう。

自分自身、これまでこの業務の成果をどうアピールしてよいか分からなかったが、テレビやラジオ、新聞、フリーペーパーなどのメディアへの露出をゴールとすべきだと4年目にして気がついた(遅い)。ちなみにこの成果も、若い同僚が頑張ってくれたおかげだ。

この業務が終わって

キツい業務がひと段落した途端に、またバイクに乗りたい気分になった。久しぶりの2連休(業務の期間中はほとんどの土曜日、場合によっては日曜日も出社していた)。1日目はグロム、2日目はハンターカブといった感じで、やっとバイクを楽しめる気分になった。

また、この業務を通じて若い同僚の適性も見えてきたので、我々二人でさらに広報的な業務を進めることになった。オレがいまの業務を続けられるのもあと10年程度。この若い同僚を自分の後継者とすることにした。そう思うと、不思議なことにこれからのサラリーマン生活も楽しみになってくる。

ご近所ツーリングと近況報告

休日の朝。バイクに乗りたくて自然と目覚める。このごろは松本からR19経由で長野市へ行くパターンが多かったので、今日は久しぶりに内山峠を超えて前橋方面へ行くことにした。


朝7時ごろの空。色が濃い。

内山峠では前を走るクルマやバイクに邪魔をされることもなく、気持ちよく走ることができた。長野県側から見て最後のトンネルの出口付近の路面が濡れているように光っていてヒヤヒヤするのはいつものこと。


碓氷峠の旧道に遅いクルマがいたので、碓氷湖でトイレ休憩。


おなじみの眼鏡橋。バイクで走りながらずっと考え事をしていたせいか上手く乗りこなすことができず、昼前には帰宅した。せっかくのイイ天気なのにもったいないことをしたが、こういうのは仕方ない。詳しくは以降で。

近況報告

新型コロナウイルスの感染爆発

この日記は、あとから読み返して「ああ、そんなこともあったよねー」と懐かしむために書いている。バイオハザードで言えば「かゆうま」だ(違う)。

2020年からずっと続いてるコロナ禍。今週に入って国内の感染者(陽性者)の数が過去最高を更新し続けている。ごく身近な人物や同僚が次々に感染したりと、ホント他人事ではない状況だ。

感染経路は子どもが学校で感染して家庭内でその親も、というパターンが多いように感じる。わが家にも中学生の子どもがいるので、正直なところ「そろそろかもな」という諦めというか覚悟をし始めた。ホントに自分だけの感染対策ではどうにもならないところまで来ている。

そこで「感染しないこと」はもう諦めるとして、じゃあ「感染したら」という、次のステップを考えることにした。

Twitter上ではすでに医療崩壊が始まっているとされ、発熱のため複数の医療機関へ電話をするも断られ続け、ようやく診てもらえることになったと思ったら高熱状態のまま駐車場で3時間待つことになったという話も聞く。

実はオレもコロナ禍以降に謎の発熱状態がひと月ほど続き、ひどくシンドい思いをしたことがある(PCR検査をされることはなく、原因不明の発熱として処理)。このときに助けられたのがカロナールという解熱剤だ。発熱が伴うワクチン接種の際にもらうのもコレ。体温が38度を超えると頭痛や関節の痛みを感じるが、カロナールを飲むと2時間もしないうちに1度ほど下がり、多少はラクになる。

現時点では、PCR検査で陽性の判定が出ると

  • 症状がある場合は10日間
  • 無症状の場合は7日間

の療養期間(待機期間)となる。

上でも書いたように、子どもが先に感染した場合は親の感染も避けられないだろう。一家全員が感染するという恐ろしいパターンだ。全員感染。全員自宅療養。アウトレイジの「全員悪人」並みに恐ろしい。当然、療養期間中は原則的に外出することはできない。熱でシンドくてもドラッグストアへ行くことはできないし、お腹が空いてもスーパーやコンビニへ行くことはできない。原則的に。

ということで、いざというときのためにカロナールと同じ成分の解熱剤を4箱買っておいた。タイレノールは40回分、ノーシンのアセトアミノフェン錠は48回分。家族全員が感染したとしても、これだけあれば大丈夫だろう。熱で苦しむ時間を短縮できる。

使用期限はどちらの解熱剤も2025年の2月。そのころにはこのコロナ禍も収まってくれたらいいが。

あとは食料か。常温で長期保存できる乾麺(うどんやそばなど)や缶詰も調達しておこうと思う。

仕事とか同僚とか

冬のイベント業務

2016年の11月に転職して6年目。年齢のせいか面倒な業務を任されることが多い。それなりに評価はされている。評価するから次回もヨロシクね、的な感じだとは思うが。

所属する会社では毎年、冬にちょっとしたイベントをやっていて、オレは過去3年、そのイベントの責任者を努めている。この業務はとくに面倒で、準備期間中は精神的・肉体的にヘトヘトになる。あんなに好きなバイクに乗る気すら、全く起きなくなるくらいに。

思えば1人でこの業務を進めていたときには、社内で殺し屋のような目つきになってた。疲れからくるイライラ。やってもやっても終わらない作業。月単位で続く緊張感。

が、今年はちょっと違う。同じ部署の若い同僚を巻き込み、現在は2人体制で準備を進めている。この同僚とはこれまでも何度か仕事をしたことがあるが、とても真面目で優秀な人物だ。よくあるお世辞ではない。優秀さはひっそりと隠しているが、真面目さはオモテに出まくっている。

言われたことをやるだけでなく、なぜその作業をするのかを自分で理解し、よりよいやり方があれば提案してくれる心強い存在。オレとしては、この同僚に自分の業務を引き継いでもらいたいと考えている。そう思えるような、心から信頼できる人物。

そんなわけで今年のイベント業務は、これまでとはひと味違ったものになる気がしている。そして今後のオレ、じゃなく、この同僚の活躍にご期待ください。

社内報

次は社内報のお話。ある同僚の言葉がきっかけで社内報を作ることになった。この件は上長には伝えていないので、まだ正式な業務ではない。休日などを利用して秘密裏に準備を進めている。前述の通り、オレが担当する業務はキツいものが多く、息抜きというか箸休め的な業務が欲しかったので、同僚の発言に乗っかったかたちだ。

オレの役割は主にデザインとレイアウト。通常業務ではIllustratorを使っているが、イラレを使えるのが社内でオレ一人という状況なので、PowerPointでレイアウトをしている。パワポ。微調整はできないが意外と使える。なにより、オレ以外でも使えるのが嬉しい。

社内報メンバーにも前述の若い同僚がいて、映画紹介の文章作成をお願いしてみたらメチャクチャアツい感じの文章でビックリした。そういう能力もあったんだ!的な。

ここ数年、会社の規模は拡大傾向。一方で、忘年会のような社内イベントが開催できない状況にある。顔も知らない、声も聞いたことのない同僚ばかりという状態。そういう状態を社内報によって少しでも改善できたら、というのがタテマエです【何】。

散財とか

遠近両用メガネ

数年前から徐々に進行している老眼。メガネ自体もレンズに傷が付いたりしているので、この機会に遠近両用メガネにしてみた。JINSのオンラインショップでフレームを購入し、店頭でフレームを受け取るついでに累進(遠近両用)レンズのための検査をしてもらった。検査は1時間弱くらいか。けっこう時間がかかった。

フレームは過去にかけていたのと同じものを選んだ。本来は女性用だが、フレームの幅が狭くて顔が細く見えるのと、バイク用のヘルメットやゴーグルでも収まりがよいのでリピート買いとなった。

1週間ほどして出来上がったメガネをかけて感動する。遠くも見えるし近くも見やすい。以前、別のフレームで度数を上げたら近くが全く見えないメガネになってしまい、結局そのメガネはほとんど使わないままになっていた。このメガネはすごく見やすい。

累進レンズは税込み5,500円の追加料金となる。近視と遠視(場合によっては乱視も)の組み合わせになるのでレンズは取り寄せが基本。

そんなわけで、全人類が遠近両用メガネをかけるべきだと思いました。

L.L.ビーンビーンブーツ

数年前から冬になるたびに欲しくなっていたL.L.ビーンビーンブーツ。公式サイトで高さ10インチが30%オフ。さらに期間限定で15%オフで1万円近く安くなっていたので買った。とうとう買った。

ホントは6インチとか8インチのほうが履きやすいのだろうけど、高さが10インチもあれば長靴代わりにもなるだろうし、驚異の値引きに惹かれた。

普段のスニーカーで27.5cmを履いているオレの場合、8 W(EE)というサイズがたぶんジャスト。これで少し指先が余るくらい。甲高なオレの足でも苦労せずに履くことができる。

冬に限らず、雨の日のお出かけや自宅敷地内の草刈り作業、バイクに乗るときにも活躍してくれそう。ソールの交換など、アフターサービスも充実しているので長く大事に履こうと思う。

といったことがオレの最近の状況。何年後かに読み返したときに、「ああ、そんなこともあったよねー」と思える状況になっていればよいが。

AliExpressでヘルメットを購入した

中国のショッピングサイト、AliExpressでバイク用のヘルメットを購入した。


ショウエイのZ-7 ZORKのように見えるが、AliExpressなのでもちろんパチモノ。本物は6万円弱の価格で、こちらは税・送料込みで17,251円。価格相応の品質。とくに塗装面・グラフィックの質が悪いと感じた。


上は塗装面のクローズアップ。ご覧の通りのピンホールが、こんな僅かな範囲に2ヶ所も。ピンホールはこれ以外にも無数にある。グラフィック自体も本物に比べて雑な印象。ラインがよれていたり、欠けがあったり。本物と並べたらこちらがパチモノだとすぐに分かるレベル。

シールドが全開か全閉でしか固定できないのだけは本物譲り。いやそこは改善しようよ。アライみたいに無段階でシールドを固定できたらいいのにね。

あえてAliExpressでアライやショウエイのパチモノを買おうと思う皆さんに、オレからアドバイス(上から目線)。

AliExpressのパチモノメットはたいていが4種類のサイズで、M・L・XL・XXLという構成。本物のアラショーでMを被っているからといって、AliExpressでMを選んではいけない。Mサイズの本物を被っているオレは、パチメットではLサイズがジャストだった。

AliExpressのサイズは、たぶん欧米人のような小さい頭族を基準にしていると思われる。大きい頭族の日本人は、AliExpressでは普段よりワンサイズ上を選んだほうがいい。いや、ここまで読んでAliExpressでパチメットを買おうという猛者がいるのか分からないが。

サイズが合っていて塗装面やグラフィックの質の悪さに目を瞑れれば、使用感は本物とそれほど変わらない、と思う(本物と比べたわけではないので自信がない)。ベンチレーションは機能する(ような気がする)しフィット感も悪くない。そう、フィット感だけは自信を持ってイイと言える。

アレコレ書いたが、店舗で試着ができて安心の品質を求めるのなら、やはり本物を買うべき。たしかに本物の価格は高いがイイ意味で価格相応だ。中国の通販サイトでパチモノを買うのは、負ける確立の高い賭けでしかない。そしてオレはその賭けに勝った(と思ってるのは本人だけ)。

さて、そんなパチモノメットを被ってGROMちゃんと出掛けた夏の早朝。


時刻は6:11。半袖Tシャツの上にオフジャージ、さらに薄手のマウンテンパーカでちょうどよい。


上田市のシャトー・メルシャン 椀子ワイナリーの近く。一面にブドウ畑が広がる気持ちの良い場所。


空の感じを見て松本方面を目指すことにした。きまぐれで行き先を決められるのはソロツーリングのよいところ。


この時期にしては空の色が濃い。湿度が低いのだろうか。


三才山トンネル、松本トンネルを抜けて安曇野へ。そしてお気に入りの国道403号線聖高原を目指す。


気持ちのよいワインディングを楽しんで聖湖に到着。水面に映る色濃い緑が美しい。


聖湖から更埴方面へ降りる峠道の途中で。この峠道もGROMのような低排気量のバイクで走ると楽しい。


ガードレールで手前が隠れているが姥捨の棚田。奥に見えるのが長野市街。


走り足りなくて白樺湖まで足を伸ばした。標高が高いのでバイクで走るには適温。

上で紹介したパチメットは今日で2回目の使用となるが、脱着や走行中も大きな問題はない。幸いなことにフィット感はよく、前回・今回を通して頭が痛くなることはなかった。内装やシールドが本物ショウエイのものを使えれば言う事なしだが、この価格でそこまで望むのは贅沢か。

今日は6時頃に出発して13時頃に帰宅。走行距離は232km。バイクシーズンということもあるが、GROMに乗り換えてから1日あたりの走行距離が伸びた。125ccとはいえ下道では遅いと感じることはなく、さらにその軽さ(カタログ値で102kg)が疲れにくさに繋がっているのかもしれない。

新型として登場した際に感じたスタイルへの違和感も消え、いまではこのGROMがカッコいいとさえ思えるようになった。性能も不満はない。

まだまだ乗ってみたいバイクが数台あり、来年あたりに乗り換えを考えている状態だが、もしかしたら、このGROMちゃんとは長い付き合いになるのかも。

富士河口湖ツーリング

目覚めると雲ひとつない青い空。今日の市内の最高気温は30度を超えるらしい。というわけで、山梨県の河口湖を目指すことにした。東京に住んでいた25年ほど前に何度か行ったことがあるが、長野県から出発するのは今日が初めて。国道141号線をまっすぐ進むと山梨方面へ行けるくらいの事前知識で走り出す。


午前8時の時点で15度はあったように思う。


国道141号線の野辺山のあたり。バイクの向こうに見えるのは八ヶ岳(かな?)。


あまりにも天気がよいのでバイクの向きを変えて撮影してしまう。このあたりは標高が高いのでデイパックにスウェットやウルトラライトダウンベストを入れてきたが、全く着込むことなく峠を超えることができた。


土地勘がないのにナビも使わず勘で走る。遠回りしながらR20とR137で南下する。甲府市笛吹市を訪れるのは生まれて初めて。見慣れぬ街並みに旅気分が盛り上がる。上の写真は県道708号線沿いにある「天下茶屋」近くから見る富士山と河口湖。本来ならトンネルでショートカットできるが、このトンネルが渋滞で詰まっていたため、地元のクルマに着いていったらこんな景色に巡り会えた。素晴らしい。


同じ県道708号線を少し下ったところから。色濃い樹木の向こうにクッキリと見える富士山が美しい。

この天気で観光客が多かったので、店などには入らず河口湖の周囲を回ってみることにした。


この日は風もなく、車重の軽いグロムでも快適に走ることができた。湖を一周して帰路に着く。お昼どきだったが、こんな日に新型コロナに感染したら後悔し切れないので、コンビニにすら寄らなかった。


往路でも通った野辺山のあたり。こんな感じで立体的に交差する道路を見ると、ついつい写真を取りたくなる。


この日の走行距離は271km。もしかしたら、オレのバイク人生で一番長い距離かもしれない(と思ったが、20代で行った九州ツーリング1日目のほうがたぶん長かった)。トリップメーターの下に表示されているのは平均燃費。多少の誤差はあるかもしれないが驚異の数値だ。事実、帰宅直前の給油量は4リットル弱だった。

山梨県内では、道路脇にある気温表示の数字が31℃となっていた。オフロードバイク用のジャージを着てバイクで走るのが気持ちいい気温だ。

天気のよさと空の青さは午後も変わらず、思いがけなく今年最高のバイク日和りとなった。梅雨のあとは湿度が上がり、空の色も淡くなるだろう。また、真夏は不安定な天候になりがちだ。

オレがあと何年、バイクに乗れるのかは分からないが、今日この日、バイクに乗っていて本当によかったと感じた。

2022 GWのまとめ

長女が進学したり次女が中学生になったりで、自分の時間をかなり持てるようになった。そんな2022年GWの、バイク活動についてのまとめ。

4月30日。この日は内山峠を超えて前橋までフラフラと。写真は下仁田のR254沿いの橋の上で。日差しがツヤツヤの新芽に反射して、新緑がよりキレイに見えた。

その帰り道。佐久市内の菜の花畑を思い出して立ち寄ってみた。まだ少し早かったのかもしれない。

5月1日。この日は天候が悪かったので、カーポートの下でメンテナンス。購入時から妙に汚かったタイヤのサイドウォールを、エンジンオイルで磨いた。黒々したタイヤはバイク全体の印象を引き締めてくれる。

なお、エンジンオイルをタイヤワックスのように使うのはオススメしない。タイヤに悪影響があるかもしれないし、トレッド面にオイルが付着した場合、コーナリング中に転倒する可能性もある。

5月2日。空気が澄んでいて空が青い。お気に入りの広域農道でクネクネコーナリングを楽しむ。

このごろは松本経由で安曇野へ入り、R403を千曲市まで抜けるルートがお気に入り。とくに聖湖の前後は勾配が緩く半径の小さなコーナーが連続する峠道で、グロムのような小さなバイクで走るのがとても楽しい。

ちなみに、バイクに乗ったその日のうちにボディの拭き上げとチェーンメンテを心がけている。単純にキレイなバイクのほうが乗っていて気持ちがイイ。チェーンは粘度の低いエンジンオイルでメンテをしているため、ルブのメンテよりも頻度が高くなる。

このほか、錆びると厄介なインナーフォークにやはりオイルを塗っている。走行中に付着した砂がダストシールを痛めそうな気もするが、このメンテ方法でフォークオイルが漏れたことはない。

このようになんでもかんでもオイルを塗っているが、本当に他人にはオススメできない。チェーンのメンテくらいならいいが、それだってルブに比べたら面倒だ。

5月4日。佐久市ではバルーンフェスティバルという、気球の競技が行われていた。

もう少し早い時間帯であれば、1枚の写真の中にいくつもの気球を収められるのだが、この日は冷え込んだため、バイクのオレは遅い出発となった。

なんとなく長野市まで行き、思いつきでR19から松本市を目指す。長野県の東側に住んでいる自分には縁遠いルート。だが、走りやすくて景色もキレイだった。何と言ってもこのルートからR403に入ることもできる。

R19で安曇野市まで。業務で真冬に安曇野を訪れた際に見た北アルプスの美しさが忘れられず、その後もことあるごとにバイクで安曇野へ来ている。が、真っ青な空と真っ白な北アルプスの組み合わせが楽しめる冬にはかなわない。

帰宅してエンジン磨き。グロムのエンジンは黒塗装なのでホコリや砂が目立つ。少量のオイルを染み込ませたウェスを歯ブラシに巻きつけて磨く。

当然チェーンのメンテも。ウェスで掴むようにしてチェーンの汚れを拭い、歯ブラシに僅かなオイルを垂らして歯磨きのように磨く。グロムはこの時点で走行2,000kmほど。写真でもチェーンが伸びているのが分かる。次回のオイル交換時に調整してもらおう。

自分しか気にしないとは思うが、リヤウインカーの角度が少し上を向いている。昔のバイクと違って、グロムのウインカー角度の調整はとても面倒だ。リヤフェンダーを取り外さなければならない。上を向いたウインカーはGW最終日、水平になるように調整を行った。

GW最終日にはこのほか、昔乗っていたバイクの部品や、トライアル用ブーツをヤフオクへ出品した。この2点の売上で、新しくフルフェイスのヘルメットを購入しようと考えている。できるだけ高く売れるとよいが。

JC92 GROMの変更点のまとめ(2022年4月版)

2月に納車されたオレのJC92型GROM。ドレスアップ的なカスタマイズの前に、機能面で不満のある箇所のカスタマイズを進めたので、今回はそのまとめ。

シフト関連

納車直後からニュートラルに入れにくいのが気になり、以下の2点のパーツを装着した。

順序としては、まずシフトガイドを装着して良好な結果が得られず、ダメ押しでピロボールのシフトリンクを装着してみた。その結果、残念なことに大きな改善はみられなかった。

同系エンジンのモンキーやハンターカブでもニュートラルに入りにくい症状があるらしいが、こういったパーツを取り付けることで改善されるのも個体差があるようだ。

ただし、シフト時のグニャグニャした感触は消えて、少々だがカチッとしたシフトフィールになった。クラッチが軽いので、信号待ちでクラッチレバーを握り続けたとしても気にならないのは幸い。走行距離がもう少し伸びたら自然と改善するのもかもしれないので、この状態で様子を見ることにする。

ウインカーの変更

車格に比べてすいぶんと大きな印象のウインカーを、オフ車界隈ではポピュラーな"ワレンズ"に変更した。

ワレンズのウインカーセットは何種類かあるが、上のリンクのワレンズなら加工もせずGROMにポン付けできる。ケーブルの長さもジャスト。ギボシの付いたウインカーはリヤで、カプラーの付いたウインカーはフロントで使える(フロントウインカーの車体側メスカプラーは形状が違うが、刺さるように刺せば問題ない)。

フロント側の取り付けの際にヘッドライトを取り外すことになるが、ヘッドライトを固定している4本のキャップボルトの6角穴が浅いためにナメやすいので注意。このキャップボルトを緩める場合は、新品のヘキサゴンレンチ(5mm)とネジ緩め材を初めから使うことをオススメする。

リヤのウインカー交換は、ナンバーステーを取り外すことから始まる。ウインカーをガッチリ固定する前に、ナンバーステーを取り付けてみてウインカーの角度を確認する必要がある。

市販の汎用ウインカーは配線がステー内を通るが、ワレンズはステーとは別に配線を取り回す必要がある。ワレンズの電源ケーブルは細くて華奢な見た目なので、コルゲートチューブと収縮チューブで配線を取り回した。

ワレンズへの交換にはLED対応のウインカーリレーと、社外ウインカー取り付け用のベースプレートが必要となる。ウインカーリレーはモノによって正常な点滅にならないらしいので注意が必要。レビュー欄をよく見て選んで欲しい。

フロントの純正ウインカーを取り外すと大きな穴がポッカリと開くので、左右それぞれ2枚のプレートを使用して、そのプレートにウインカーを取り付ける。

本来、リヤウインカーの交換はナンバーステー内で完結するが、コルゲートチューブの取り回しをあえて見せるために、リヤウインカーの電源ケーブルを車体のシートフレーム側から通すことにした。

リヤウインカーの電源ケーブルを延長(黄色のケーブル)して、ナンバーステーの固定後にシート下で結線できるようにした。

ミラーの固定位置の調整

多くのGROMオーナーが言うように、この車両のバックミラーはとても見づらい。装着位置の問題なのか、ミラー面に映る1/3が自分の腕という状態。

社外品のミラーも試してみたがミラー面の角度調整を行う箇所の動きが緩く感じたので、純正ミラー+位置調整ステーという構成にした。

見にくさがとくに顕著な左側(クラッチレバー側)はタナックスの45mmオフセットホルダーでミラーを車両の外側に、ミラーの高さを揃えるために、右側(アクセル側)には同じくタナックスの高さ調整スペーサーを装着した。

正直なところコレでも不満が残るが、以前よりはマシ。ちなみに、右側にはアクセルワイヤーの金属製のチューブがある関係で、45mmのオフセットホルダーを直接取り付けることができない。

タンデム用ベルトの取り外し

シート形状がフラットになり、乗車位置の自由度が増したと評判のJC92グロム。だが、後ろ乗りしたときにタンデム用ベルトが気になったので取り外した。

ベルトはシート裏に2本のボルトで、フレーム固定用のフックと共締めされている。ベルトの金具がなくなるぶん、厚さ5mm程度のワッシャーを入れたほうがよさそう。

ベルトがなくなるだけで見た目がかなりスッキリしてシャープになる。また、後ろ寄りに座った際の違和感もなくなるのも目論見通り。

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ウインカーはドレスアップ的な要素もあるが、その他は機能の改善的なカスタマイズ。パーツの取り付けや交換などはこれくらいにして、今後はオリジナルデザインのデカール制作など、見た目のカスタムを進めたい。

それにしてもGROMは楽しい。以前も描いたように125ccのバイクについては50ccに毛が生えた程度の認識だったが、どちらかというと非力な250ccという感じ。パワーはそれなりだが、車重が軽いのでアクセルを開けたときの加速は悪くない。というか必要十分な加速だ。

また、12インチホイールのGROMは直進安定性は17インチと変わらず、コーナーでは12インチらしくクルクルとよく曲がる。ハンターカブと比べると低回転でのトルクは劣るが、6000回転からの吹け上がりが気持ちよく、同じ系統のエンジンでここまで性格が変わるのかと感心してしまう。

以前乗っていたモタードのように低くて幅の広いハンドルバーに替えたいが、クラッチワイヤーやアクセルワイヤーを長いものに替えたり、ハンドルストッパーで舵角を狭める必要がありそうだ(ハンドル左右のスイッチがタンクに接触するので)。低めのハンターカブ用のハンドルバーがあれば試してみたい。