JC92 グロム 日誌

2021年式 JC92 グロムの整備日誌

Daytona T595のエンジン不調

奥様が乗るハンターカブと、オレのDaytonaの2台でちょっと出かけることになった。家族でマスツーリングである。

だが、出発して3分くらいの場所で、走行中のDaytonaのエンジンが突然止まった。道路脇に寄せてセルを回してエンジンの再始動を試みる。バッテリーがそろそろ限界というところでどうにかエンジンが始動したが、この日は同じ症状が何度か発生した。

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症状としてはこんな感じ(その後の経過観察で分かったことも含む)。

  • 走行中に3気筒が一斉に、ストンと止まる
  • 走行中、急にアクセルが反応しなくなり(アクセルオフのような状態)、クラッチを切るとエンジンが完全停止する
  • アクセルパーシャル、加速中、アクセルオフ時など、タイミングは様々
  • ガス欠時のようなガクガクした状況にならず、突然この症状が出る
  • エンジンが冷めているとか温まっているとかの規則性はない
  • 例えば100kmの距離を走ると10回程度発生するが、これも一定の間隔で発生するわけではない
  • バッテリー端子間の電圧は走行中14.2V、アイドリング時13V程度で、バッテリーの問題ではなさそう。充電も問題なくできている
  • セルモーターは問題なく回る
  • エンジン停止後、すぐにはセルで再始動できない(燃料ポンプの圧が上がるまで、数秒待つ必要がある)

上記のことから、この症状の際は燃料ポンプへ電気が流れなくなっていることが原因と考えられるが、そもそもなにが原因で電気が流れないのかが分からない。規則性もなく、症状が出て3分後にまたエンジン停止することもあれば、80km走行して初めて症状が出ることも。

 3つのシリンダーのうち、どれか一つが爆発しないという感じでもないので、スパークプラグの異常でもなさそう。

自分ではどうにもならないので、自宅から30kmほどの場所にある元Triumphディーラーを尋ねてみたが、バイクシーズン直前ということもあり、しばらくは対応できないとのこと(体よく断られた可能性もあり)。

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自宅でとりあえずインジェクターまでの配線を確認しようとバラしてみるが、タンク周りの配線が意外にも多くて途中で断念。オレにはムリ。

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結局、この症状は1ヶ月以上続き、意外なかたちで解決することになる。