JC92 グロム 日誌

2021年式 JC92 グロムの整備日誌

ウインカーを換えた

デイトナ T595のリヤウインカー。一緒に走る友達や奥様から「見えにくい」とか「気が付かない」などと大不評だったので、変更することにした。

上の動画が購入時から取り付けられていたウインカー。形状からして、オフモタ系パーツをリリースしているDRCのLEDタイプのウインカーと思われる。昼間ということもあるが、クリアレンズで確かに見えにくい。

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 新しく購入したのは、おなじみAliexpressの電球タイプのウインカー。少し古いBMW向けの製品で、送料込みで1,313円だった。

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ひとまずこのままあてがってみる。ゴム素材のステーが妙に長く感じたので、ステーを外してから取り付けた。

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実際に点灯させてみる。レンズ自体がオレンジになったこともあり、今度は見やすくなった。

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ステーを取り外したことで横方向への張り出しがなくなって、収まりがよくなったのではと思う。

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最近の流行りからすると大きなウインカーだが、この古いデイトナにはこれくらいの大きさのほうがしっくりくる。

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なんとなくだが、ヘッドライトとリヤウインカーのフォルムに統一感が出たような気もする。

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この日は、ながらく欠損状態だったアンダーカウルも取り付けた。小さなカウルだが、やはりこれがあるとないとでは印象が違う。デイトナのフォルムがさらにシャープになった。

梅雨入り前のミドルツーリング

梅雨入り前の休日。目覚めるのが遅かったので、今日はDaytonaの洗車から始めた。昨日の早朝ツーリングでは路面が少し濡れていたため、足回りが汚れていたのだ。

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前後ホイールの水分を拭き取り終わった午前11時ごろ。空の青さにたまらなくなってDaytonaで出掛けた。気になる状態の友人がいたので、コンビニでアイスコーヒーを飲みながら話でもしようと出発前に連絡しておいた。

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友人の自宅がある上田市のコンビニで待ち合わせ。長く勤めていた会社から解雇され現在は派遣社員だが、その派遣先も9月末で倒産という友人。吹っ切れたような笑顔が気になった。なにかあれば声をかけてくれるといいが。

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上田市から平井寺トンネルを抜ける。トンネルの中では自宅へ戻るつもりだったが、アッサリ戻るにはもったいない天気だったので白樺湖を目指すことに。

長和町側から白樺湖へ登るルートは20年ぶりくらいだろうか。路面のアスファルトが荒れていて、Daytonaではひどく走りにくい。

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白樺湖周辺はさすがに涼しい。下界は25度の気温表示だったが、ここは10度ほど低く感じる。

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帰りは女神湖方面へ抜けて浅科へ下る。途中にある採石場は、異様な雰囲気でいつ見ても飽きない。

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このDaytonaのボディカラー名は”ストロンチウムイエロー”。ストロンチウムというのは金属元素らしいが、これが空気にさらされると黄味を帯びてくるとのこと。また、顔料そのものにも同じ名称のものがある。

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今日のような天気のいい日中。太陽の光が当たったDaytonaはとても美しく見える。塗料に含まれた細かいパールが複雑な曲面の陰影を強くする。Daytonaの独特なプロポーションと抜群の相性のカラーリングだ。

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まだ時間があったので、何年か前に完成したパラボラアンテナのある場所へ。同じ目的地を目指す数台のバイクを追い抜き、また何台かのバイクとすれ違った。

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今日の走行距離は165km。Daytonaの乗車姿勢にも慣れてきたが、右コーナリングが苦手なのは相変わらず。前オーナーの施したバーハン化のせいだと思うことにした。

いつものエンジン不調(走行中のエンジンストール)は5〜6回。距離から考えるとそう多くはないが、そもそも一度でも発生してはいけないトラブルだ。次回の走行までに、アッパーカウル内に押し込まれているハーネスを確認してみよう。無理やり曲げられたことで接触不良を起こしている配線でも見つかってくれることを祈る。

今日はエンジン不調の頻度が少ない

今日も午前4時半に目覚めて早朝バイクから。休日の早朝の国道を大きなバイクで流すのは本当に気持ちがよい。交通量が少なくて歩行者もほとんど見当たらず、もちろん白バイもまだ活動を始めていない。大幅な速度違反をするわけではないが、背後にいた白バイに気付いたときにはもう遅い。

今日のDaytonaのエンジン不調(走行中のエンジンストール)は、100kmの距離を走って3回程度だった。もっと頻繁に発生するときもあったのでそれに比べたらマシなほうだが、気持ちよく走っているときにそれが起こるとテンションが下がる。

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この不調がDaytonaのメジャーなトラブルであれば修理もしやすいが、原因箇所が特定できない状況では、思い当たる部品を片っ端から取り替えていくということになるのだろう。どうしたものか。

グリップの交換

AllExpressからグリップが届いたので、Daytonaの古びたグリップを交換することにした。

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上が購入したときから装着されていたグリップ。テカテカしていて見た目が悪い。他のオーナーさんのDaytonaもコレなので、どうやらTriumph純正のグリップらしい。オレのDaytonaのグリップにはワイヤリングがされていて、これは前オーナーの作業によるもの。

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軽い気持ちでグリップを外してから気が付いた。スロットルコーンに何箇所か突起があり、グリップの凹みと噛み合うことでズレ防止の役割を果たしている。面倒だがこの突起はカッターで削り取った。

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新しく取り付けたのは、よくあるTZタイプのグリップ。送料込みで565円だった。

ハンドルバーにグリップを差し込みやすくする目的で接着剤を使ったが、この接着剤がスロットルコーンとハンドルバーの間にまで入り込んだことで、スロットルの戻りが悪くなってしまった。

気持ちが悪いのでスロットルコーンを取り外して余分な接着剤を灯油で拭き取ったが、こんなことなら最初からスロットルコーンを取り外した状態でグリップを差し込むべきだったと反省。

翌日に確認したら接着剤が効いているのかグリップがズレることはなかった。ズレるようであれば、ワイヤリングで対策しよう。

本格的なエンジン不調が再発

Daytonaに乗るのが楽しみすぎて午前3時半に目が覚めた。そのまま朝食を摂ったり身支度をしたりして、出発したのは午前6時前。ソロで80kmほど走り、午前8時に待ち合わせた友人2人と合流して3人で走り出した。

3人で走り出して10kmほどのところで走行中のエンジン停止症状が発生。この日は合計で150km走り、この症状が5~6回ほど発生した。

すでにこの症状には慣れており、エンジンが停止すると(アクセルに反応しなくなるのですぐに分かる)クラッチを切り、エンジン停止のまま惰性で3秒ほど走って、その後セルを回すとエンジンを再始動できる。

傍目から見るとなにごともなく走っているように見えるかもしれない。が、突然これが発生するのでヒヤヒヤしている。エンジン停止後のセルを回すタイミングが早いと、走りながらの復帰ができない。インジェクターに繋がる燃料ポンプの圧が上がらないためなのかもしれない。

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昨日、この症状が再発するまでは治ったと思っていただけに、少し残念な気分ではある。いつまでもこの状態を放置するわけにはいかないので、どうにか直してやりたいが。

エンジン不調が再発

天気がいいので、午後から有休を取得してバイクに乗ることにした。来週から梅雨入りだというし、天気がいいときにできるだけ乗っておきたい。

5月中旬としては暑くなりそうなので、目的地を白樺湖とした。Daytonaに限ったことではないが、大型バイクのトルクを感じながら登り坂をグイグイ進むのは楽しい。平日ということもあり交通量は少なく、あっという間に白樺湖に到着した。

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が、残念なことに今日は例のエンジン不調が再発。走行中に2回、エンジンが停止した。120kmの距離を走って2回なので頻度としては少ないが、やはり気になる。帰宅してドリブンスプロケット近くのスピードセンサーの汚れを拭き取っておいた。

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このスピードセンサーの制御なのかは分からないが、クラッチを切って惰性で進んでいる状態(ホイールが回転している状態)ではアイドリング回転数がわずかに高く(1600rpmくらい)、車体が完全に停止すると(ホイールの回転が止まると)アイドリング回転数が落ちる(1300rpmくらい)ような気がする。

スピードセンサーがホイールの回転を検知して、走行中のエンジン回転数の下限を制御しているということだろうか?

ネット上のDaytonaの情報はかなり少ないので、一般的なバイクのスピードセンサーがどういう仕組み(磁石かなにか?)で動いていて、なにを制御しているのか。じっくり調べてみようと思う。

ちなみに本日の走行距離は121kmで、帰宅直前の給油量は5.96リットルだった。多少の誤差はあるかもしれないが、今日の燃費は20km/㍑を超えた。信号が少ない道をそこそこのペースで走ったり、途中に高速道路を混ぜたのがよかったのだろう。20年以上前のFI車でこの数値は優秀。

Daytona T595のエンジン不調がついに治る!

3月下旬から始まったDaytonaのエンジン不調。この原因を探るために、毎週のようにDaytonaを走らせていた。いつエンジンが止まってもいいように高速道路はもちろん、トンネルや峠道も避けての走行。交差点の右左折は徐行で、直線の道路をメインに走った。走行中にエンジンが停止すると「ああ、またか」とゲンナリするが、それ以外のときはとても楽しいバイクだ。

今日はGWの後半。いつものようにDaytonaを走らせていると、いつものエンジン停止が全く発生しないことに気がついた。走行距離は113km。過去に80km走行後に発生したこともあるので、楽観視はまだできない。

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だがこのあとも4回ほど、距離で5~600km走っても例の不調が一度も発生しない。これはもう、治ったと思ってよいのではないだろうか。

GWは雨の日もあったため、そんな日はDaytonaの汚れをキレイにする作業をしていた。前述の「調子がよい」と感じた日の前には、スイングアーム周りに付いたルブ汚れを取り除いた。

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Daytonaのエンジン不調が治ったことで思い当たるのは、下の写真の矢印の場所の清掃。

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コレはドリブンスプロケットの回転を検知するスピードセンサー。メーターに繋がるケーブルはフロントホイールにあるので、あくまでもこれはリヤホイールの回転を検知するためのものだろう。そして、あとから知ったのだが、どうもコレがフューエルインジェクションの制御に関わっているらしい(参考リンク)。

スイングアーム清掃のついでにスピードセンサーも清掃した(ウェスを巻きつけた歯ブラシで磨いただけ)のだが、これ以降、走行中にエンジンが停止する症状がなくなった。

断定できないが、Daytonaのエンジン不調はスピードセンサーの誤作動が原因と思われる。ウェスを巻きつけた歯ブラシで磨いたことで

  • 周りに付いていた汚れが落ちてスピードセンサーが正常に動作するようになった
  • 配線の接触不良が解消して(断線箇所が繋がって)スピードセンサーが正常に動作するようになった

のいずれかなのかもしれない。

どちらにせよ、数百キロ走行して不具合が出ず、その原因箇所を特定することもできないので、現状では治ったと判断するしかない。

ただし、再発する可能性も考えて、スピードセンサーは交換しておこうと思う。それにしても、スピードセンサーが汚れたくらいで走行中にエンジンが停止するのは恐ろしい気がする。