JC92 グロム 日誌

2021年式 JC92 グロムの整備日誌

富士河口湖ツーリング

目覚めると雲ひとつない青い空。今日の市内の最高気温は30度を超えるらしい。というわけで、山梨県の河口湖を目指すことにした。東京に住んでいた25年ほど前に何度か行ったことがあるが、長野県から出発するのは今日が初めて。国道141号線をまっすぐ進むと山梨方面へ行けるくらいの事前知識で走り出す。


午前8時の時点で15度はあったように思う。


国道141号線の野辺山のあたり。バイクの向こうに見えるのは八ヶ岳(かな?)。


あまりにも天気がよいのでバイクの向きを変えて撮影してしまう。このあたりは標高が高いのでデイパックにスウェットやウルトラライトダウンベストを入れてきたが、全く着込むことなく峠を超えることができた。


土地勘がないのにナビも使わず勘で走る。遠回りしながらR20とR137で南下する。甲府市笛吹市を訪れるのは生まれて初めて。見慣れぬ街並みに旅気分が盛り上がる。上の写真は県道708号線沿いにある「天下茶屋」近くから見る富士山と河口湖。本来ならトンネルでショートカットできるが、このトンネルが渋滞で詰まっていたため、地元のクルマに着いていったらこんな景色に巡り会えた。素晴らしい。


同じ県道708号線を少し下ったところから。色濃い樹木の向こうにクッキリと見える富士山が美しい。

この天気で観光客が多かったので、店などには入らず河口湖の周囲を回ってみることにした。


この日は風もなく、車重の軽いグロムでも快適に走ることができた。湖を一周して帰路に着く。お昼どきだったが、こんな日に新型コロナに感染したら後悔し切れないので、コンビニにすら寄らなかった。


往路でも通った野辺山のあたり。こんな感じで立体的に交差する道路を見ると、ついつい写真を取りたくなる。


この日の走行距離は271km。もしかしたら、オレのバイク人生で一番長い距離かもしれない(と思ったが、20代で行った九州ツーリング1日目のほうがたぶん長かった)。トリップメーターの下に表示されているのは平均燃費。多少の誤差はあるかもしれないが驚異の数値だ。事実、帰宅直前の給油量は4リットル弱だった。

山梨県内では、道路脇にある気温表示の数字が31℃となっていた。オフロードバイク用のジャージを着てバイクで走るのが気持ちいい気温だ。

天気のよさと空の青さは午後も変わらず、思いがけなく今年最高のバイク日和りとなった。梅雨のあとは湿度が上がり、空の色も淡くなるだろう。また、真夏は不安定な天候になりがちだ。

オレがあと何年、バイクに乗れるのかは分からないが、今日この日、バイクに乗っていて本当によかったと感じた。